みなさんこんにちは!百太郎です!
オリンピックほどの報道はされていませんが、パラリンピックも盛り上がっていますね!
個人的な感情として、オリンピックはやっぱり日本選手を応援しますが、パラリンピックは国の感覚より、それぞれの選手に感動を覚えます。
障がいを持てば、安全に暮らしていく、無謀な挑戦は控える、日常生活に手がいっぱい。
なんていう、その他大勢が押し付けたイメージや常識を打ち破っている彼らの姿は、私のモチベーションをビンビン刺激してくれます!
さて、今日はそんな彼らに刺激され、凝り固まった現状にイノベーションを起こす第一歩をお伝えしたいと思います!
本能
私たちには本能というものが備わっています。
欲求という言葉に置き換えられたりもしますが、普段困難な事に立ち向かったり、あるべき姿になろうと思う時には、この本能や欲求を意志の力で押さえ込んだりしています。
ただ知らず知らずのうちに本能に流されてしまいバイアスのかかった状態になってしまっていることがあります。
バイアスの意味はこちら
その代表例がこの2つです。
「現状維持バイアス」と「損失回避バイアス」
この二つについて面白い実験があったので紹介します。
「現状維持バイアス」
大学生約500人に次のような質問をします。
「あなたは最近、親族から大金を相続しました。そのお金を次の4つのうちどれに投資しますか?」
①中リスクの会社の株式
②ハイリスクの会社の株式
③財務省の証券
④地方債
この質問に「現状は○番に大半が投資されている状況です」という一文を付け加えます。
そうすると、その付け加えられた一文に書かれている番号を選択する確率が圧倒的に高くなるという結果になります。
この実験からわかることは、人間には現状を維持しようとする習性があり、その習性にのっとって現状維持を選ぶ傾向があると言うことです。
「損失回避バイアス」
選択肢のうちどちらをえらぶかという簡単な調査を行った結果、圧倒的な結果が得られた。
質問の内容は、①と②のどちらを選びますかというものです。
①確実に24000円が手に入る
②10万円手に入る確率が25%、何も手に入らない確率が75%
この質問に対し、①を選んだ人は84%になり、②を選んだ人はたった16%にしかなりませんでした。
さらに、
③確実に75000円損する
④10万円損する確率が75%、全く損しない確率が25%
この質問に対しては③を選んだ人が13%、④を選んだ人が87%でした。
この二つの問いに対する回答からわかることは、人は得をするよりも損をしたくないという思いが強いということです。
イノベーションを生み出すために
いくら画期的なアイデアを出してイノベーションを起こそうと考えたり、自己改革をして今までの自分とは違った人生を送ろうと思っても、この「現状維持」と「損失回避」の傾向と戦わずには、その成果は得られないでしょう。
組織においても、個人のことにおいても、いまとは違う状況を求めるならば、イノベーションが必要です。しかし、「現状=安全」という意識が蔓延していると、人間が本来持つバイアスを強めてしまいます。
「現状=安全」を払拭するためには挑戦した結果失敗したとしても、それは組織の損失、または自分の損失にはならないという考え方を定着させて行く必要が有ります。
「失敗=損失」ではなく「失敗=利益」という概念を作り上げることが重要なんです。
より多くの目標を達成し、社会にも、自分の中にもイノベーションを起こす第一歩として、「現状維持」「損失回避」のバイアスから自分たちを解放して見てはいかがでしょう。
常識にとらわれず、パラリンピックで活躍する選手たちのように、チャレンジすることに目を向けて行くことで、あなたにしかできないことや、他には真似のできないイノベーションを巻き起こすチャンスがやってくると思います。
その役に立ってくれるものがRASやアファメーションだと思いますので、よければこちらもお読みください。