みなさんこんにちは!百太郎です。
なぜか今日はいつもの倍くらいPVが付いています。
平尾誠二さんの名言を走り書きしたおかげでしょうか!?
さて、先日セミナーに参加したお話をしましたが、その中で私は違和感を感じたとお伝えしていたと思います。
なぜ違和感を感じたのかというと、頭の中で高額セミナーを売りつけている自分をシュミレーションしてしまったんです。
あえてしたわけでなく、これも脳の仕業です(笑)
今日はそんな話をしたいと思います。
他人から影響を受ける!
これまで選択理論の話をしたときに、他者をコントロールできないとお話をしました。
たしかに、コントロールすることはできませんが、他人から影響受けたり、与えたりすることができます。
それはミラーニューロンという神経細胞があるからです。
ミラーニューロンって!?
このミラーニューロンはどんなやつかというと、あなたの目の前の人が、ラジオ体操をやりだすと、あなたはただ見ているだけなのに、あなたの脳内でもラジオ体操をやっているのと同じ反応を起こすというと細胞です。
赤ちゃんができなかった動きを習得していく過程ではこのミラーニューロンが活躍しているそうです。
親がやっているのを繰り返し見ることで、脳内にその回路が出来上がりいつのまにか出来るようになっているんです。
スポーツの世界だと上手な人の手本を見ている間に自分もうまくなっていくことがありますよね。
また、だれかが脛をぶつけたのを見たとき、梅干しを食べているのを見たとき、生理的に体がゾワってしたり、唾液が出てきたりするのはこの細胞があなたの脳内でも同じ刺激を与えているからなんです。
感情はうつる。思考もうつる。
ここまでお話してきて、ミラーニューロンのお陰で自分がやっていないことでも、自分がやったことのように回路をつくることができることはわかっていただけたと思います。
じゃあ、感情はどうなのかというと、実はこのミラーニューロンは感情も擬似体験させてくれるんです。
誰かが喜んでいる姿を見ると嬉しくなり、泣いている人を見ると悲しくなります。
相手の感情を理解するために大いに活躍する細胞なんです。
しかし!
これはいいことばかりではありません。
影響されたく無いことでも目の前でやられてしまうと、その行動や感情が脳内で自分もやってしまうことになるんです。
せっかくアファメーションで自分の脳に良いイメージを作っているのに、隣の人がネガティブなことばかりいうと、その思考がうつってしまうんです。
これを逆に利用することもできます。
超ポジティブな人の近くにいれば、自分もポジティブな思考にしてくれるんです。
わたしが以前紹介した組織作りも、この理屈に沿って考えています。
心の師範を見つける
あなたにはなりたいと思う人はいますか?
金銭的なこと、人格的なこと、運動能力的なこと、または仕事のやり方など。
理想とする人がいれば、こっそりその人を心の師範として、よく観察してください。そうしていると、その人がやっていること、考えていることがあなたの脳内でも行われるのです。
昔の職人さんは、目で技を盗むといっていましたが、これはあながち間違いでは無いんですよね。
今の自分は実際にできていなくても、その師範がやっている姿を見ているとあなたもできるようになるのです。
人に変わって欲しければ
誰かに自分が理想とする姿になって欲しかったり、相手にポジティブになって欲しかったりするときは、あなたがその人の心の師範になるように過ごしていれば良いんです。
まずは自分が示しながら行動するして行くことで、相手のミラーニューロンが相手の脳内に同じ刺激を与えてくれています。
あなたはこっそりその人の師範になれると言うことです。
相手を変えようと思い、相手を無理強いすることはできませんが、自分の行動に集中し模範となって言えれば、いつかその相手にも伝わると言う事です。
ミラーニューロンという神経細胞の存在を、コーヴィー博士やグラッサー博士が知っていたのかもしれませんね。自分のやるべきことに集中するという点は共通していますよね。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」
これは山本五十六さんの言葉です。
「やってみせ」が一番に来るところを見ると、日本人も昔からその存在を知っていたのかもしれませんね。
誰かを模範とし、誰かの模範となれるように生きて行きたいです!
※ミラーニューロンはまだまだ未知の部分が多くあり、今後違う見解が出て来ることもあり得ます。