みなさんこんにちは!百太郎です。
前回はピリオダイゼーションについて書きました。
長期間をいくつかのピリオドに分けその時期その時期に合わせた目的に合わせて活動していくのがピリオダイゼーションでした。
もしよかったらこちらを読んでください!
ピリオダイゼーションのメリットは区切りをつけて行動する事で集中力を高い状態で持続させることができるという点にもあります。
みんなと同じ練習や同じ勉強をしているのに、周りより早くうまくなっちゃったり、どんどん成績が上がる人を見たことありませんか!?
この差を生み出すものなんなのか、考えて見たことはありますか!?
私が教員生活の中で多くの生徒を見てきて気がついたことは、伸びる子と伸びない子の違いは集中力にあるということです。
差を生み出す集中力
物事に取り組む時に、集中している方がいいと思っている人はたくさんいますよね。
これは正解です。
では、集中力を高めるために少しでも時間を使っている人はいますか!?
この集中力は持って生まれた天性のものだと思い込んでいる方がほとんどなんではないでしょうか!?
実はそんなことはないんです。
当然、小さな頃からの環境で、集中力のある人とない人が出来上がったりもしますが、集中力はトレーニング次第でどんどん高められるものなのです。
集中を高める方法
環境を整える
まず、集中をしようと思うなら自分が集中できる環境を整えてください。
意識が散るような装飾になってしまったり、人の出入りが多い場所だったり、騒音が激しい場所では避けましょう。落ち着ける環境を見つけることがまず大事です。
邪魔者を排除する
現代では人の集中力を妨げる最大の要因はスマートフォンだと言われています。ダメだとわかっていてもついつい気になる存在ですよね。
あなたが勉強する時、仕事する時、あなたのスマートフォンはどこにありますか!?
面白い海外の実験結果があります。
簡単な軽作業を2つのグループに指示します。1つのグループにはスマートフォンはロッカーに置いたままにしてもらい、目につかない状態で作業をしてもらいます。
もう一方のグループには、作業をしている場所から見える位置にスマートフォンを置いて作業してもらいます。どちらもスマートフォンに触ることは禁止します。
結果はもうお分かりかもしれませんが、スマートフォンをロッカーに置いてきたグループの方が作業のスピードも正確性も良い結果となるというものです。
さらに面白いことに、他人のスマートフォンが目に入るだけでも集中がそがれ、効率が落ちるという結果もあるようです。
あなたが集中を求められるとき、スマートフォンがどこにあるべきかはすぐにわかりますよね。
トレーニング
集中とは意識が一つのことに対して焦点があっている状態をいいます。周りの音が聞こえなくなったり、存在を感じなくなったりします。これがもっと高まっていくと、自分が取り組んでいる事以外のすべてが見える感覚になったり、本当は見えないはずの自分の姿まで見えたりする感覚になることもあります。よくアスリートがゾーンというのはこの事です。
ではそのゾーンにだれでも入ることができるのかと言われると、当然そんなことはありません。集中力を高めるトレーニングを積んで行くことで、そこに近づくことが出来るのです。
じゃあ、どんなトレーニングがあるのかというと、いまではいろいろな方法がネット上に溢れていますよね。
今回はその中でも、私が実際、クラブ活動やクラスの中で用いていたトレーニング法をお伝えします。
テニスボール積み
二球のテニスボールを使うトレーニングです。これも検索していただければ沢山出て来ます。ただ、テニスボールの上にテニスボールを積む。それだけです。
私が受け持っていたクラブでもクラスでも、毎日このトレーニングを行っていました。少しだけアレンジしていたのは、一分間に何回積めるか、という風に変化させていました。これは単純に生徒に飽きさせないためだけです。
みんなにやらせると最初はほぼ積めません。
摩擦のことを考えたり、重心を考えたり、ボールの縫い目を考えたり、色々んなことを考えながらやっているうちは一切積めませんが、ただボールの中心に集中することが出来るようになると、1分間に10回くらい積めるようになってきます。
面白いことに、クラスの中でやらせてみると、勉強の成績のいい子に限って失敗しても何度も取り組もうとします。逆に勉強が苦手だと思い込んでいるこはチャレンジはしてみるものの、一回失敗すると周りのことが気になって自分のことが疎かになってしまいます。
一年間やり続けた結果
結果としてわかりやすく大きな成果が出たのはクラスの方でした。
わたしが受け持っていたのは1つのコースに2クラスあるうちの1つでした。入試の成績を見て、平均点がほぼ均一になるようにクラス分けをしていました。
しかし、入学後してすぐの実力試験では、もう一つのクラスの方が平均点で10点も上回る結果でした。
初めての定期テストでも、7点も平均点で下回っていました。ですが、私は、必ず成績は上がってくるからと言い続けて、集中トレーニングをやり続けました。
テストの平均点で隣のクラスを上回り始めたのは二学期の中間テストでした。やっと1点ほど上回った感じでしたが、それ以降、一回も平均点で隣のクラスを下回ることがありませんでした。最後の3学期の考査では、全科目の平均点で12点も隣のクラスを上回りました。
授業の担当者はほぼ同じ。当然同じコースなのでカリキュラムも同じ。違いがあるとしたら、朝のSHRの使い方とHRだけでした。
私は集中トレーニングを毎朝のSHRで実施していました。毎日の授業に少しでも落ち着いた状態で臨めるようにと思い、続けていました。最終的には私も驚くほどの成果となって返ってきました。
まとめ
簡単なトレーニングであなたの集中力もグングンUPします。
ものは試しと、テニスボール 積みをやって見てはいかがでしょうか!?
何かに集中したいときは、きになる要素は排除する。それだけで作業効率が上がるなら少しくらい、「いいね!」が減ったっていいですよね。
私はブックマークもスターも一つでも多く欲しいですが(笑)
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