みなさん、こんにちは。百太郎(ももたろう)です。
パシュートに感動しました。
高木姉妹の紆余曲折をテレビで見ていたので、二人がそろって金メダルをとったことにすごく感動し、泣かされてしましました。
いや、今回の記事では、「泣かされた」ではなく「泣いた」と言わないといけません。
今日、みなさんにご紹介するのは、ウィリアムグラッサー博士の「選択理論」です。
これを紹介するにはおそらく、数回に分けないといけないと思うので、今回はパート1としておきます。

- 作者: ウイリアムグラッサー,William Glasser,柿谷正期
- 出版社/メーカー: アチーブメント出版
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ウィリアムグラッサーってどんな人!?
1925年生まれのアメリカの精神科医。
実践的な心理学として選択理論を提唱。
日本にも何度か来日しておられるようです。
「選択理論」って?
ざっくり言うと、自分が今、行動をしているのは誰かの責任や外部からコントロールされているのではなく、自分が選択してその行動をしているという心理学です。
従来の心理学
従来の心理学では、自分の行動の原因となるものは自分以外の外的な刺激だと考えています。
例 パシュートの金メダル獲得!(刺激) ⇒ 私 ⇒ 泣かされる
という感じで、自分の意思には関係なく行動をさせられているイメージです。
これをグラッサー博士は「外的コントロール」と呼んでいます。
選択理論
選択理論では、行動は自分が選択して起こしているものであり、誰かにコントロールされたものではないと考えます。
例 パシュートの金メダル獲得!(刺激) ⇒ 私 ⇒ 泣く or 泣かない ⇒ 泣く!
こちらは、刺激を受けても自分が好む方の行動を選択している(無意識でも意識的でも)というイメージ。
人間関係改善に役立つ!?
この「選択理論」が人間関係の改善に役立つと考えられているといます。いや、むしろ外的コントロール(従来の心理学)だと人間関係を破壊するとしています。
どうして破壊してしまうのか!?
行動は外からの刺激によって変わる
↓↓
外からの刺激を変えたら他人の行動も変えられる
↓↓
なかなか思うように変わらない!!
↓↓
腹が立つ!イライラする!仲良くできない!
と、いう流れが起こるということです。
それに対して、「選択理論」なら、
行動は自分が選択している
↓↓
他人の行動を自分が変えることは難しい
↓↓
相手の行動が思い通りにならなくても仕方がない
↓↓
イライラしない。腹が立たない。仲良くできる!
こんな感じです。
少し大胆に簡素化して説明しているので、学術的にしっかりと研究されている方には納得できないかもしれませんが、お許しください。
自分は何を基準に行動を選択する!?
全ての行動を自分が選択しているのであれば何を基準に選択しているのか、気になりますよね!?
グラッサー博士は、人は5つの基本的な欲求に基づいて、自分がとるべき行動を選択しているとしています。
その5つとは「生存に対する欲求」「愛・所属の欲求」「力の欲求」「自由の欲求」「楽しみの欲求」です。
生存の欲求
自分の命に関わる欲求です。
食べたい!飲みたい!休みたい!眠りたい!健康でありたいとか、安全・安心を手に入れたい!などです。
他には、自分の種を残したいとかも含まれます。
愛・所属の欲求
人を愛したい、愛されたい!仲間になりたい!グループに所属したい!など。
良好な関係を作りたいと思うのもこの欲求のようです。
力の欲求
認められたい!勝ちたい!権力を持ちたい!金持ちになりたい!などの欲求。
少し前からよく使われるようになった、承認欲求もこのうちに含まれますね。
自由の欲求
誰かに制限されたくない!旅に出たい!好きなことに取り組みたい!独立したい!など
自分らしさを発揮したいと思うのはこの欲求ですね。
楽しみの欲求
笑いたい!楽しみを分かち合いたい!趣味を持ちたい!など
自分が成長したり、興味関心があるものを学びたいと考えるのもこの欲求に含まれると思います。
自分はどの欲求が強い!?
この5つの欲求は、それぞれの人によって強弱があるようです。そして満たし方もそれぞれです。
私はどの欲求が強いのか考えてみました。私の中で一番満たしたいと思っている欲求は、「力の欲求」かもしれません。自分の持っている知識を皆さんに少しでも伝えることで、幸せになってもらいたい!という意識の他にも、それで自分という存在を認めてもらいたいとい気持ちが強くあります。これまではそれを、スポーツの世界や学校の世界で発揮したいと考えていました。今は、それをもっと広げていけたらと考えています。
みなさんの欲求は何が一番強いですか??
自分を見つめる機会にしていただけたら幸いです!
とりあえず、パート1はここまでにします!
対人関係に関してはこんな記事も書いています!